両国花錦闘士を観て

博多座にて「両国花錦闘士(りょうごくおしゃれりきし)」を観劇してきました。感想を共有できる友人もいないので自分用の記録として文字に起こしたいと思います。とても楽しくて、この気持ちを忘れたくなかったので。

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この記事にたどり着いて開いてくださった方への前置きです。中の人間は、

・今回が初めての舞台(2回観ました)

・原作未読

・お目当ては原嘉孝くんだけど名前以外の事前情報ほぼ無し

であることを念頭に適当に読んでいただけると幸いです。完全に勢いで博多座へ向かいました。何も知らない人間が観るとこう言う感想もあるんだなあといった温度感でお願い致します。鳥頭じゃ2回では考察も何もできないので純粋に感想です。ついでに記録として、出会いから綴らせてください。

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【きっかけ・当日までの流れ】

"ジャニーズJr.の原嘉孝くんが代役で主演に抜擢された" というネットニュース。これこそが私がこの舞台に出会うきっかけでした。きっと賛否両論あったことだと思いますが、特にジャニーズの熱心なファンというわけでもない私の耳には何も入ってきませんでした。パブサもしないので当然なんですけどね。その記事を見て「へ〜、原くん舞台で主演なんだ」と少し気になりました。

冒頭に書いたとおり、私は彼のファンというわけでもなく、まだ"原嘉孝に興味を持っている人"ぐらいの立ち位置だと思っています。少し話が逸れますが、彼の名前を知ったのは某9人組グループ経由です。(デビュー直後に知った人間なのでジャニーズに関しては完全に赤ちゃんです。ほやほや。)今最も多い入り方であろうそのグループからジャニーズという界隈に足を踏み入れ、彼の名前を知りました。名前と顔、そしてISLAND TVの1本の動画を見て面白い人いるな〜!といった印象でした。(フォローしている方がRTしていたので気になって再生しました→[ 原嘉孝「両国花錦闘士 観なきゃ後悔するぜ!」  https://j-island.net/movie/play/id/8028])

 

その後博多座でもやるのか〜と気になり検索。公式サイトを見てまず「なんだこの作品は…!?」という衝撃。そこにはコミカル(?)なポーズを取るまわし姿の原くんが。そして"歌って踊って暴れて笑って、ポップでセクシーな裸祭りへようこそ!"の煽り。これ…面白いやつや!と直感的に思い、チケット購入ページへ。コロナ禍で現場に飢えていたのもあるかもしれません。完全に勢いでした。

こちらも冒頭の通り、観劇経験無し。博多座には一度行ったことがありましたが、かなり昔な上に本格的なお芝居ではなくライブのようなもの。そのため「舞台ってどこの席がいいんだ…?」とひと悩み。実際好みによるんでしょうけど。とりあえず現場に飢えていた私は演者の顔が見たい!生でパフォーマンスを見たい!と1階席の前方を購入。

前日になり、そういえばストーリーも何も知らない事に気付き、公式サイトに軽く目を通し簡単に予習。キャストで知っていたのは原くんを除くと大原櫻子さんとりょうさんぐらいでした…恐らくかなり疎いと思います。

 

 

【当日】

初めは1回観れれば十分!と思っていましたが、結果2回観ることに。チケットも決して安くはないのに気付いたら追加を決めていました…日は別ですがまとめて書こうと思います。1回目はA席1階前方やや上手、2回目はB席2階後方中央といった感じです。

 

諸々の前に。とにかく原くんの眼差しが素敵!!!1番の感想がこれです。照明を浴びてるので当然といえばそうなんですが…「この人、確かにアイドルだ…」そう思いました。間近で観ることができて良かった。

本編はキャッチーな曲と歌とダンス。シュールで楽しくて好みな作品でした。もっとたくさん細かい演出もあるかと思いますが私の頭では2回では追いつけず。きっともっと繰り返し足を運んでも楽しめる作品であることは確か!そもそも初観劇だったので、映像の演出の多さに驚きました。左右の装置含め面白いな〜と感動。恐らく普通のことなんでしょうきっと…1つ1つ感動できるのは初心者の特権だと思います。お得!2階席ではバッチリ照明も楽しめました。

あと大原櫻子さんの歌声がとっても好み!ちゃんと曲を聴いたことがなかったので、帰宅後サブスクでいくつか拝聴しましたが私が求めているテイストとは少し違う…やはり舞台用の歌い方なんでしょうか〜…また聴きたいな。

(追記:楽しい曲たちが恋しい…と思っていたら主題歌リリースされてるんですね〜!!!うれしい、会場出た瞬間からロスなので即ダウンロードしました。‎デーモン閣下の"Naked Men 見ろ、裸の俺たちを!"をApple Musicで)

 

原作未読であらすじを読んだだけでしたが、ストーリーもわかりやすかったです。深掘りすると色々疑問点も出てくるかもしれませんが、軽い気持ちで観に行ったのであっさり観ることができました。あれこれ考察するのも好きなので、台詞を思い返しても楽しいかも。

何も考えず観ていた中でも唯一"消費"はアイドルオタクの身からすると、忘れないようにしていたいワードだなと感じました。

 

生きたキャストが目の前にいて、繰り広げられる歌やダンス。長いこと現場に足を運ぶことができていなかったので、それがとにかく嬉しかったです。間近で見る表情や動き、光る汗にもう満足。2回ともラストは胸いっぱいになって声援を掛けたくなりました。もどかしいですね…手が無くなりそうなぐらい拍手を贈りました。主題歌がかかると一気に込み上げてきて、嬉し泣きのような不思議な気分。

 

2回目に観た回では、カーテンコールの最後に原くんから挨拶がありました。そこで初めて昇龍を演じていない原くんの喋りを聞きました。あ、今初めて"原嘉孝"を見ることができた、と思いました。元々の彼を知らないのでなんとでも言えますが、ステージに立つ彼はずっと昇龍だったので嬉しかったです。私が観たのは地方公演のほんの2回。それでも公演を終えたキャストの表情を観るとキラキラして見えるんですよね。彼らにとっては何度も繰り返している、もはやルーティーンのような演目のはずなのに。これが舞台なんだ、と感動しました。

元々ライブ、特に生歌が好きなタイプのオタクなので、"その瞬間にしか見れない生きているパフォーマンス"が大好きです。初観劇ではそこに1番の魅力を感じました。これからも気になる作品があれば積極的に足を運ぼうと思います!また原くんのことも観れるといいな。

何も考えず書いてしまったため長くなりました…両国花錦闘士の感想というよりは、初めての観劇の日記みたいになってしまいましたが以上です。

 

座長として立派に舞台に立つ原くん、個性豊かなキャスト陣、スタッフのみなさん、そして自分のフットワークの軽さに乾杯です🥂